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妊娠率および流産率からみた 2 種類のヒアルロン酸含有胚移植用培養液の比較検討

学会誌掲載論文

日本IVF 学会雑誌 Vol. 20,No. 2,11 - 14,2017

著者 : 秋吉 俊明,松尾 完,南 志穂,金子 亜絵理,古川 晋也,臼井 文,山口 敦巳,
長野 純大,岡本 純英

Abstract

要 旨: ヒアルロン酸を添加した培養液は高い妊娠率が期待されている.
今回,凍結融解単一胚盤胞移植の妊娠率および流産率について,ヒアルロン酸を含む2 種類の移植用培養液の比較検討を後方視的に行った.

2015年1月から2016年4月までに凍結融解単一胚盤胞移植を施行した535周期を対象とした.
A社(A群)とB 社(B 群)の妊娠率および流産率について比較検討した(検討1).
対象を3 つの年齢層に分け,それぞれの妊娠率,流産率についてA 群とB 群を比較検討した(検討2).
Gardner分類にてグレードBB 以上の群とグレードBB 未満の群に分け,それぞれの妊娠率および流産率についてA 群とB 群を比較検討した(検討3).

検討1, 2および3 の結果,AB 群間に妊娠率と流産率に有意差は認められなかった.このことから,2 つのヒアルロン酸含有胚移植用培養液は同様の効果が期待できることが分かった.
キーワード:ヒアルロン酸,胚移植用培養液,培養液,妊娠,凍結融解単一胚盤胞移植

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