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ARTにおけるホルモン補充 ―日本IVF学会による2013年と2017年のアンケート調査の比較―

学会誌掲載論文

Vol21-2

著者 : 東口篤司1, 古井憲司2, 塩谷雅英3, 森本義晴4

Abstract

日本IVF学会は,2014年から2016年に上市された4種類のmicronized progesterone膣剤発売の前後で,ARTにおけるホルモン補充がどのように変化したかを調査するため,膣剤発売後の2017年12月に全国のART実施施設を対象として「生殖医療におけるホルモン補充に関する調査」と題するアンケート調査をおこない, 膣剤発売前の2013年2 月におこなわれた同様のアンケート調査結果と比較した.その結果,卵胞ホルモンの使用状況にはあまり変化がなかったが,黄体ホルモンに関してはmicronized progesterone膣剤の使用が飛躍的に増加し,自家製progesterone膣剤とprogesterone筋注製剤の使用が大幅に減少していることが確認された.一方,世界では使われることのないchlormadinone acetate,避妊用ピルが少なからず使われている日本の状況は,ややこれら薬剤の使用に減少傾向が認められたものの依然として継続していることが明らかとなった.

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