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Letrozole直前頓服でOHSS回避、生児出産に成功したハイリスク症例

学会誌掲載論文

Vol21-1

著者 : 岡本純英 上田泰子 秋吉俊明 佐藤春菜 松尾恵子 松尾 完 南 志穂 福嶋倫子  長野純大 山口敦巳 

Abstract

Trigger投与直前にOHSS発症を回避するLetrozole頓服投与法を考案した。

症例:32歳、挙児希望。159cm,53kg, 月経不順、前医多嚢胞性卵巣を指摘しClomiphene Citrate投与。28年3月当院初診、ART希望。調節卵巣周期はGnRH antagonist-agonist法を選択。消退出血D3から リコンビナント-FSH150IU 2日間、D5 からHMG150IU 8日間投与。 D7 卵胞直径:13,11, 9, 8 mm 血中E2:708pg/ml, D9 卵胞直径:16,14,12mm 血中E2:2,054pg/ml, Antagonist0.25mg開始。 D11卵胞直径:21,19,16,16mm 、血中E2:4,391pg/ml Letrozole( 2.5mg錠)3錠投与、2時間後血中E2: 1,727pg/mlに下降。D12卵胞直径: 20,20,19,18mm 血中E2, 485pg/ml、準夜 leuprolide acetate 2mg投与しD13血中LH:35IU/L, P4:12ng/ml上昇を確認。D14 採卵およびconventional IVF実施。穿刺卵胞数:42個 採卵数:42個 2PN:33個、分割胚:33個、良好胚盤胞:22個。遷延性OHSS回避目的で全胚保存(Vitrification法):22個。月経開始後続く周期にWarmingした胚盤胞1個を超音波断層ガイド下pinpoint法で胚移植した。D31血中hCG: 86IU/L 陽性 (余剰胚盤胞21個保存中)、40週1日3,264g健常男児を無事経膣分娩。尚、現在21個の良好胚盤胞を個々にVitrification保存中 である。

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