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近隣泌尿器科との連携によるTESE-ICSIの成績と有用性の評価

学会誌掲載論文

Vol22-1

著者 : 藤井 雄太1)2) , 小林 眞一郎1) ,元石 睦郎1) ,山口 耕平3) , 石川 智基3), 柴原 浩章2)

1)Kobaレディースクリニック
2)兵庫医科大学 産科婦人科学講座
3)石川病院 泌尿器科

Abstract

本研究は近隣泌尿器科との連携によるTESE-ICSIの有用性の評価を目的とした。無精子症の男性79人を対象とした。受精率は、NOA群58.2%、OA群82.2%、その他群78.0%であり、NOA群が低い傾向にあった。累積生児獲得率も、NOA群 40.0%、OA群 81.8%、その他群 70%と、NOA群が低い傾向にあった。また、TESE-ICSIの各群と比較し、TESEで得た精子の凍結融解処置、精巣組織の搬送の影響を評価する対照群として、新鮮射出精子を用いたICSI症例 (fresh-ICSI群) を選択した。MⅡ卵子あたりの受精率は、fresh-ICSI群で83.1%であった。TESE-ICSI各群と比較して、NOA群の受精率のみが有意に低かった。臨床的妊娠率、分娩率においては有意差を認めなかった。TESE-ICSIを施行できた 42組のカップルのうち 30組 (71.4%)が生児を獲得していた。

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